本船の入港は、Vessel Traffic Centerへの無線連絡により行われている。港内の船舶の動きは、すべてレーダーによりモニターされており、Vessel Control Systemにより管理されている。3,000総トン以上の船(危険品積載の場合は1,000総トン以上)はすべてパイロットの乗船が義務付けられている。
なお、本船入出港はすべて海運局(Marine Department)が行っており、パイロットについてはHong Kong Pilots Associationにより運営されている。
(3)シンガポール港
24時間オープンであり特に時間の制約はない。
入出港の管理は、96年2月よりシンガポール海運港湾庁(MPA-Maritime and Port Authority of Singapore)がVTIS(Vessel Traffic Information System)システムにより行っている。このシステムでは入港24時間前に本船入港予定情報(コールサイン、船足、水面からの高さ、危険品の有無等)を受ける。さらに、入港の2時間前に乗務員等の確定情報を受けることにより船内での船舶航行管理を行うと共に、パイロット